2018/07/28 08:57

今回は、三国志から魏将の許褚(きょちょ・Xŭ Chŭ)です。


許楮は、中国三国時代の魏の曹操(そうそう・Cáo Cāo )の信頼が最も厚かった猛将で、曹操の親衛隊として活躍しました。


なお私は、正史の三国志とは別に、これを脚色した三国志演義を主な題材とした元絵(絵本通俗三国志など)を基に絵を描いています。


登場する人物の官位や活躍したことなどは、史実でない場合のみその旨注釈する予定です。


この絵は、後漢末期の211年、曹操軍の主力として関中(今の西安周辺)軍閥連合軍の馬超(ばちょう・Mǎ Chāo ・後の蜀将)らと闘った211年の「潼関(どうかん)の戦い」の場面からとったものです。


三国志演義では(史実ではありませんが)、馬超と互角に戦う一騎討ちの場面があります。この時。楮許は動きが鈍くなるので鎧兜をぬぎすて、上半身裸で戦ったとされています。

 

刺青をしていたかどうかはわかりませんが、渦巻き状の入れ墨を描きました。


これは長谷川流の描き方で、肌色の上に薄墨で渦巻きを描き、その上から薄い青色(刺青なので)をかけ銀色で点押しして仕上げます。少しですが、本物の入れ墨に見えると思います。


興味のある方は、私の弘前ねぷた絵専門のブログをご覧ください。

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